
売却交渉が最終段階の大分サティ店舗跡=24日、大分市中央町
3月に閉店した総合スーパー、大分サティ(大分市中央町)の跡地問題で、所有者のイオン九州(福岡市)と、地場不動産業の西原パーキング(大分市、小橋雅治社長)の間で、売却交渉が最終段階を迎えていることが24日、関係者への取材で分かった。建物を低層階に建て替えた上で、食品スーパーをテナントとして誘致する方針。トキハインダストリーや新鮮市場、マルショクなど地場の流通業が候補に挙がっている。
売り上げの低迷や建物の老朽化から、イオン九州は昨年9月に大分サティの閉店を決定。近隣に同店のほかに食品スーパーがなかったことから、大分市や大分商工会議所、地元商店街の強い要望を受け、食品スーパーを誘致できる企業に絞って売却先を探してきた。しかし、昨秋以降の景気後退の影響から、いずれも不調に終わっていた。
西原パーキングは、サティが立地していた商店街「セントポルタ中央町」内のパチンコ店「ウイング」のビルを所有している。サティの店舗跡の活用が今後の中心市街地活性化の大きな課題となっており、今回の交渉がまとまれば、集客力アップへの期待が高まる。
関係者の話を総合すると、建物は老朽化していることから一部基礎を残して取り壊し、2、3階建てに建て直す案が有力。テナントの出店交渉も順調に進んでいる。このほか、サティ時代にはなかった自前の駐車場の整備や、大分市の施設がテナントとして入居する可能性もある。
<ポイント>
【大分サティ】1973年9月、ニチイ大分ショッピングデパートとして開店。大分市の中心商業地に立地し、衣料品・生活雑貨の販売や食品スーパー、レストラン、ゲームセンターなどを備える地上8階、地下1階の大型店だった。2001年、運営会社のマイカル九州が経営破たんしてイオングループ入り。07年8月、同社を吸収合併したイオン九州による運営となった。
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