大分のニュース

視覚障害者も楽しめる泉都 26人が散策

[2009年11月16日 14:42]

「一遍湯かけ上人像」に湯を掛ける参加者=15日、別府市鉄輪

 九州盲導犬友の会の会員ら26人が15日、別府市の鉄輪温泉を訪れ、盲導犬と一緒に観光地を巡って温泉のぬくもりや香りを楽しんだ。散策コースを考えたNPO法人・鉄輪湯けむり倶楽部(甲斐賢一理事長)は「鉄輪には温泉を肌で感じるスポットがたくさんある。これを契機に視覚障害の人も楽しめる町としてPRしていきたい」としている。
 「目が不自由でも楽しめる観光地はないか」―という友の会からの問い合わせに大分盲導犬協会が協力。定期的に町歩きツアーを開いている鉄輪湯けむり倶楽部に依頼して実現した。
 参加者は、竹を使って湯を冷ます冷却装置で、ちょうど良い湯加減になった温泉に触れたり、足蒸しで疲れを癒やした。「一遍湯かけ上人像」では像に温泉を掛けたり触れたりして楽しんだ。
 別府市の家村春美さん(51)は「海地獄はまだ見えていたころの記憶があり、青さを想像しながら楽しみました」。福岡県の脇崎恵子さん(47)は「名物の豚まんをほお張ったり、噴気を顔に浴びたり、存分に楽しめました」と感想。
 大分盲導犬協会の湯沢純一会長(59)は「目が不自由でもこれだけ楽しめることが分かった。盲導犬ユーザーが観光地を巡ることは、盲導犬に対する理解を深めてもらうことにもつながる」と話した。

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