
「おたすけ隊」初の活動として包丁を研ぐ隊員と、作業を見守る住民たち。「支援を通して、地域のまとまりが強まれば」と中山会長(左端)
大分市の荏隈町自治会(中山二郎会長)に、隊員となった住民が、ほかの住民の依頼に応じて簡単な日常生活を助ける「おたすけ隊」が発足した。
約800人の住民のうち、70歳以上が約35%と高齢化の進む町内で、住民一人一人が自身の特技や腕前を生かして助け合おうと、自治委員やボランティアらで7月、準備委員会を設置。町内で、ごみの分別や家具の移動、剪定(せんてい)作業など軽い作業を支援してくれる「隊員」を募り、ふとん店や理髪店などから有志20人が集まった。
このほど初めての活動があり、荏隈公民館で「包丁研ぎ」を行った。町内で理髪店を営む佐藤好治さん(66)と、腕に自信のある北條澄生さん(73)ら隊員5人が出動。回覧板などであらかじめ町内に連絡していたこともあり、住民約50人が訪れた。5人は包丁や園芸用はさみなど約70本を手際良く研いでいった。
坂本福恵さん(78)は「植木の剪定や包丁研ぎなど、ちょっとした作業でも自分でできないことも多い。これからは、気を使わずに頼めるのでとても助かる」と満足そう。佐藤さんと北條さんは「自分ができることで役に立て、みんなと交流もできるのでうれしい」と話した。
隊はこれからも、同公民館内の専用の箱に申し込まれた仕事内容に応じて、委員を通じて担当の隊員が出向く。
中山会長は「活動は、一人暮らしのお年寄りの見守りにもつながる。支援を通して、地域のまとまりが強まれば」と意気込んでいる。
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