
1年かけて撮影した写真を持つ森さん
写真撮影が趣味という大分市米良の森拡(もりひろむ)さん(79)は、「素朴さが魅力。見ていると元気をもらえる」と昨年の春から「野菜の花」をテーマに撮り続けている。2、3日に判田校区公民館である判田校区文化祭で展示する。
昔から写真が好きで、妻の恵美子さん(76)と一緒に出掛けて自然の風景や街並み、花などを撮影してきた。野菜の花は、自宅の菜園を見て「身近なところに良い被写体がある」と思い、撮影を始めた。
ダイコンから始まり、アスパラガス、ゴボウ、ゴマなど約1年で48種類の野菜の花を撮影。このうち約30種が自宅の菜園で、ほかは近所の家庭菜園や豊後高田市のソバ畑、臼杵市のレンコン畑などで撮影したという。撮影には愛用の35ミリフィルムのカメラを使用。三脚は使わず、地面にべったりとひじやひざを擦り付けて撮る時もあるという。「出来上がりは現像してみないとわからない。フィルム1本撮って良いのは2、3枚ぐらい。うまく取れていたら、ほっとする」と笑顔。
老人クラブで写真の話をしたところ、「見てみたい」との声が出て、9月下旬に地元の公民館で披露した。元大工の知人が製作したパネルに、写真と2日かけて図書館で調べた野菜の由来や特長などの説明書きを付けた。「花はいつ咲くのか分かりにくい。自宅にない花は、近所の皆さんが“花が咲きそうだ”“まだつぼみだったよ”と自分の菜園の様子を教えてくれた。パネルも作ってもらったりと周りのおかげ」と感謝する。
「サトイモや白菜、モロヘイヤなど、まだまだ撮りたい野菜はある。行動できる範囲でもう1年ぐらいかけて撮りたい」と顔をほころばせた。
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