
売却予定の県営1号、2号上屋(左奥が1号)=大分港西大分地区
県は大分港西大分地区(大分市)にある県営上屋1号、2号(旧倉庫)を民間に売却する。商業施設として利用してもらうことで、開発を進めてきた周辺施設と合わせ、港の景観や古い倉庫の外観など海辺空間の雰囲気を生かしたにぎわいを生み出す場として活用するのが狙い。利活用案を公募し、コンペ方式で売却先を決める。来月上旬に募集要領を発表する。
上屋は1964年に完成。港湾貨物の一時保管に使用されていた。貨物の荷揚げがなくなり、現在は使われていない。1号は2階建てで延べ床面積は800平方メートル。2号は平屋造りで延べ床面積1320平方メートル。
コンペで売却先が決まれば、年度内に売買契約を結ぶ方針。事業者は開業期限の2010年末に向け、上屋を改装する。
大分港西大分地区は県が民間の提言を受けながら、「かんたん港園」と名付けた広場を中心に港湾環境整備を進めてきた。03年度から、移転したフェリーターミナル跡地一帯に遊歩道や芝生広場、駐車場などを整備。周辺の遊休倉庫群を活用した起業やイベントも盛んになっている。
08年度には「西大分港周辺にぎわいづくり構想」を策定。今後、上屋周辺の通路の舗装を進め、10年度末の完成を目指している。
県港湾経営室は「上屋を活用する民間のアイデアに期待している。多くの人が集まる西大分地区の新たなシンボルとして生まれ変わってほしい」としている。
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