
「困っている人をもっと迅速に助けたい」と話す森田宏幸さん
日本自動車連盟(JAF)のロードサービス隊員が、救援技術を競い合う第11回「全国ロードサービス競技大会」で、九州本部代表として出場した森田宏幸さん(31)=同連盟大分支部=が個人戦と団体戦で優勝した。九州の隊員が全国一になったのは初めての快挙。
競技大会は19、20の両日に東京都であった。森田さんは個人戦で、最上位クラスの乗務1部門に出場。高速道路で故障したハイブリッドカーの救援を想定した実技や、学科試験で全国の隊員と競い、優勝。団体戦は福岡県などの隊員と協力し、九州本部(5人)の初優勝に貢献した。
6月29日、九州代表の5部門の隊員を選出する予選会で“全国切符”を獲得。以来、最新のハイブリッドカーの課題にもしっかり対応できるよう勉強した。
全国大会では、個人戦の課題は前日に示される。「どうすれば的確、迅速、安全に作業ができるか深夜まで手順を考えた。試験の出来には満足していなかったので、優勝できたことに驚いている」と苦笑した。
森田さんは隊員歴8年。子どものころ、アクセルを踏むと車が前進するのが不思議でならなかった。夢だった「車に携わる仕事」に就くため、高校を卒業後、大分市の大分地域職業訓練センターで自動車整備を学び、JAFに入社した。
現在は大分市や別府市を中心に1日7~10件の救援を担当している。「車の修理という好きなことができて、お客にも感謝される。最高の仕事」とにっこり。
大分支部の佐藤好美事務所長は「優勝は大分支部の誇り。ほかの隊員のお手本として今後も頑張ってほしい」と期待している。
森田さんは「困っている人をもっと迅速に助けたい。全国大会の経験を生かして技術を高めたい」と、さらに高いレベルを目指している。
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