
今宮健太君(手前右から3人目)のソフトバンク入りを祝う家族ら=29日午後8時、別府市竹の内の今宮君の自宅
29日にあったプロ野球の新人選択会議(ドラフト会議)。県内から今宮健太内野手(明豊高)と古川秀一投手(日本文理大)の2人が1位指名され、関係者の間に喜びの輪が広がった。
今宮選手は校内で指名を待った。1位指名を聞くと「菊池(雄星)なのか自分なのか不安だった。今宮と言われた時はぞくっとして鳥肌が立った」と笑顔。会見後は、甲子園ベスト8を成し遂げた仲間たちから何度も胴上げされた。
今宮選手とエースの座を競った野口昂平君(18)は「明豊中から一緒だがレベルが違った。1位指名は本当にすごい」、平井徹君(18)は「僕は大学に進み4年後にプロを目指すが、後を追い掛ける僕たちを勇気付ける活躍を期待したい」と話した。
担任の仲摩美昭教諭(55)も「学校ではおとなしく、慕われる存在。持ち前の負けん気の強さでプロでも頑張れ」とエール。今宮選手の後輩、大平山少年野球部主将の是永夢宰志(むさし)君(11)は「健太君はよく練習に来て打撃指導をしてくれる。ソフトバンクで日本一の打者になって」と話した。
今宮選手の自宅では夜、家族、親類ら約20人が祝杯を挙げた。母一子さん(54)は「前日は口数が少なく、落ち着かない様子だったが、夢が実現してよかった」。今宮選手を野球に導いた父美智雄さん(55)は「あまり言葉を掛けず、背中を見せて育ててきた。背が高くなくても活躍できる、あきらめるな―と心の中で応援してきた」と感慨深げだった。
古川秀一投手は大学内で、野球部員と一緒に会議のテレビ中継に見入った。開始直後の1位指名に周囲が沸き上がる中、1人驚いた表情。「予想外の球団。1位とも思っていなかったので頭が真っ白になった」と、うれしさと戸惑いが入り交じった様子。しかし、指名が確定し、大きな拍手を受けると笑顔がこぼれた。
古川選手と特に仲が良い部員の田川昇さん(22)は「プロでも必ずやってくれるはず」。チームメートの小野淳平選手も巨人の5位指名を受け、同大学の菅節子入試広報部長は「光栄。後輩たちにも夢を与えられる」とにこやかに話した。
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