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JR九州ニラ栽培 初年度20トン生産へ

[2009年10月30日 10:14]

進出協定を締結後、握手を交わす(左から)秋吉健一分鉄開発社長、唐池恒二JR九州社長、広瀬勝貞知事、釘宮磐大分市長、阿部新咲県農協理事長=29日午前、県庁

 JR九州(福岡市、唐池恒二社長)グループは29日、事業多角化の一環として農業に参入し、来年4月から大分市内でニラ栽培を始めることを表明した。2013年度に市内の3・5ヘクタールで約200トンを生産、売上高1億円を目指す。全国のJRグループで本格的な農業参入は初めて。

 県庁で進出協定の締結式があり、JR九州グループ・分鉄開発(大分市)の秋吉健一社長と釘宮磐大分市長が、広瀬勝貞知事の立ち会いの下、協定書に調印した。広瀬知事が「心強いパートナーの参入に感謝したい」、釘宮市長が「市内でも農業専従者が減り、高齢化が進んでいる。大きな事業展開を」と期待を寄せた。
 JR九州によると、分鉄開発と地元の農業者数人が出資し、来年4月に農業生産法人を設立。分鉄開発の社員2人が出向し、パート従業員約20人を地元から採用する。収穫するニラの大半は大分県農協を通じて販売、一部をグループの外食店で食材として使う。
 農地は市内川添、戸次地区の計3カ所で、地権者と賃貸交渉を進めている。ハウス施設整備などのため、約1億円を投資する。初年度は50アールで約20トンを生産する計画。13年度に単年度黒字を目指す。
 農業参入の背景には、本業の鉄道事業が伸び悩む中、「農業も生産量を増やし、コストを抑えられれば将来的に有望」(JR九州)と判断。数年前から各県の現場を視察し、誘致や技術協力に積極的だった大分県を選んだ。調印後に会見した唐池社長は「九州の企業として後継者不足の農業をお手伝いしたい。今後、大分県内外で品目を拡大する」と話した。

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