
店の前には、こだわりの黒豚のかかしも展示している「かかし学級」
中津市の秋の新名所として人気を集めている三光コスモス園と、山国町のかかしワールドで、地元住民による耶馬渓黒豚を使った手作りラーメンが、訪れた観光客の評判になっている。
三光コスモス園ふれあい広場では、地元の町おこしグループ「竹馬会」(佐賀一彦会長、70人)が、日曜日限定で「しょうゆラーメン」(1杯300円)を売り出している。
竹馬会といえば、大鍋を使った豚汁が有名。コスモスまつり初日(11日)も大鍋を持ち込んだ。だが今季は約1カ月間、毎日曜日に出店する長丁場。「大鍋は準備に手間がかかる。手軽な新メニューが必要だった」(佐賀会長)。
カレー、うどんが候補に上がる中、43年間、洋風料理に携わってきた河村孝さん(61)=市内三光佐知=が「スープ、たれがしっかりしていれば、おいしいものが提供できる。仕込みは自分がする」とラーメンを提案。取り組むことに。
ニワトリベースのスープとしょうゆ、ごまの風味、トッピングの耶馬渓黒豚の相性もよく、18日(240食)、25日(260食)とも昼すぎまでに完売という人気ぶり。11月1日が最終日。佐賀会長は「うれしい限り。まつり後も要請があれば、提供を考えたい」。
山国町で開催中の「かかしワールド」では、中津市しもげ商工会山国支所青年部(梶原吾一部長、13人)が、守実商店街の空き店舗に出店している「黒豚ラーメンの店 かかし学級」が人気を集めている。
看板メニューの黒豚ラーメン(500円)は豚骨スープに細めんの博多風。養豚農家の梶原部長(32)が育てた「耶馬渓黒豚」を100%使用している。
腕を振るう旅館の板前の山永豪一郎さん(33)=同=は、元ラーメン職人。かねてから「もう一度ラーメンをつくりたい」と言っていた山永さんに、部員らが「期間限定で出店しよう」と提案し、実現させた。店は閉校した小学校の机などを運び込んで、初期投資を極力抑えた。
営業時間は金曜日の午後5時半から同10時、土曜日の午前10時から午後10時、日曜日と祝日は午前10時から午後4時まで。11月29日までの限定出店だが、「協力してくれる仲間がいるし、店の居心地もいいので、もしかしたら今後継続する可能性があるかも」と山永さん。
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