
竹田市内の施設で、被災地に贈る竹炭を作る「ラスティング・ライト」のメンバー
立命館アジア太平洋大学(別府市)の学生サークル「ラスティング・ライト」=朴基浩(パクキホ)代表、15人=は、8月の台風9号で大水害に見舞われた兵庫県佐用町に、脱臭・除湿効果のある竹炭400キロを贈った。メンバーは「うすき竹宵(たけよひ)」などのイベントで役目を終えた竹の有効活用に取り組んでおり、被災者支援に生かすのは初めて。「自分たちの竹炭が被災者の癒やしにつながれば」と話している。
きっかけは、被災地NGO協働センター(兵庫県)が実施している「被災地に炭を!」運動の窓口になっている県ボランティア・市民活動センターの呼び掛け。約900戸が床上、床下浸水に遭った被災地では泥を除去し、床を張り替える復旧作業が続いている。
だが、悪臭と床下の湿気が続き、なかなか快適な生活を取り戻せないという。脱臭・除湿効果のある炭を床下に敷き詰めることで生活再建をサポートしようと、全国から炭を募集。
趣旨に賛同した炭焼き施設「神の里交流センター緒環(おだまき)」(竹田市)が、同施設の窯を使用している学生たちに声を掛けた。
同サークルは2004年に発足。活動はうすき竹宵にボランティアとして参加し、使用済みの竹灯籠(とうろう)約5千本を持ち帰ることから始まる。その竹灯籠にキャンドルをともし、大学内を幻想的に彩るイベント「ラスティング・ライト」を開催。終了後は竹炭にして販売するほか、川の浄化活動などのイベントを行っている。
前代表の佐藤康司さん(21)=4年=は「これまでは環境循環型のイベントを開くためのツールとして竹を扱ってきた。竹炭で被災者の役に立つことができたので、今後の活動に災害支援という項目が加わりそう」と話している。
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