
竹の繊維に沿って包丁を入れ、竹ひごを作る。「竹の長所を生かし、いろんな作品を作っていきたい」と大橋重臣さん
「人と人とのつながりが、今の時代を生き抜く鍵になる」。別府竹製品協同組合の大橋重臣さん(36)=石垣東=はこう話す。
「竹細工をしたいと、若い人が全国から別府に来るが、売ることができず挫折してしまう人がほとんど」。作るだけが仕事ではないと、設計士や家具デザイナーとのかかわりを大切にしている。営業活動ができるかどうかで、作品が日の目を見るかが決まるのだ。
足を組んで座り、シューッ、シューッと竹割り包丁を使ってひごをこしらえていく。右足の親指と人さし指でひごを挟み、正確に、鮮やかに、タイミング良く竹を裂く。まるで手のように右足が柔軟に動く。
「物作りをしたい」と別府に腰を据えて13年余り。同世代に向けたシンプルなデザインを考案し、主に盛りかごを作る。
「使ってくれる人、入れる物があってこその竹細工。生活空間との調和を図っていきたい」。伝統の技を受け継ぎながら、常に新しいライフスタイルを思い描いている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA