大分のニュース

GHQ占領期の曲を披露 森のコンサート

[2009年10月27日 09:23]

「ついおく」を披露するOBバンド=別府公園

 音泉タウン音楽会「」が24日、別府市の別府公園であった。同公園にあった米軍の「キャンプ・チッカマウガ」で働いた日本人が作った歌「ついおく」が自衛隊OBバンドによって約60年ぶりによみがえり、初めて一般に披露された。
 GHQ(連合国軍総司令部)占領期の出版物を研究している「大分プランゲ文庫の会」が、別府連合軍住宅電話局発行の雑誌(1949年)の中から楽譜を発見。白土康代代表(日本文理大学准教授)が陸上自衛隊第3特科群音楽隊(当時)のOBでつくる軽音楽バンド「サウンド70」に依頼し、曲を復活させた。
 音楽会は市民らでつくる実行委員会の主催。今年の県音楽コンクール声楽部門で1位になった田北りえさん(大分豊府高校3年)が演奏に合わせ“春の乙女心”を感情豊かに歌った。
 作曲した荒木繁男さんは既に亡くなっており、作詞した同市出身の幸敏代さん(79)=旧姓・竹鶴、鎌倉市=は「10代のころ作った曲の復活に驚いている。懐かしい」と話す。
 同音楽隊は米軍の撤退後に駐屯した。古くかすれた楽譜をもとに編曲した同バンドの光安良幸代表(73)は「この曲が生まれ、自分たちにとっても青春の場であるこの地で演奏できてうれしい。市民に親しまれる歌になれば」と話した。

* 本社ホームページ(www.oita‐press.co.jp)の動画もご覧ください。

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