
JA全農県本部が本格出荷するサツマイモの独自ブランド「甘太くん」
JA全農県本部は、独自ブランドの高糖度甘藷(かんしょ)「甘太(かんた)くん」の本格的な出荷に乗り出す。一般的なサツマイモに比べ糖度が1.5倍ほど高く、しっとりした食感が売り込みのポイント。11月下旬から本年産の出荷を始める。
全農県本部によると、甘太くんは独立行政法人・九州沖縄農業研究センターが開発した品種「べにはるか」の県産品で、貯蔵庫で40日間以上置いたもの―などと定義。昨年度に県農林水産研究センターが蒸し芋の糖度調査をした結果、平均値は27・1度と、一般的なサツマイモ「高系14号」の17~18度を上回った。
お薦めの食べ方は焼き芋や蒸し芋。昨年度に大分市や関西地域の量販店で試食宣伝を行った際、女性や子どもに好評だったという。
今年は臼杵市野津町、豊後大野市など20・5ヘクタールで460トンを生産する計画。来年4月ごろまで大分や大阪、神戸などに出荷し、売上高は約9千万円を見込む。九州他県もべにはるかに注目しており、大分県の産地競争力を高めるため、徐々に生産を拡大する。2011年度には50ヘクタールで1500トンを生産し、売上高3億円を目標に掲げている。
全農県本部は10%台に低迷する県産サツマイモの農協共同販売率を上げるため、新品種に着目。べにはるかが品種登録された07年12月ごろには、使用許可を申請していた。昨年11月にブランド名を公募し、「甘太くん」の名前を決定。特許庁に商標登録を出願している。共販率100%近くを目指す。
後藤聖憲園芸販売課次長は「味、甘さともに自信を持っている。ぜひ一度、食べてみてほしい」と話した。
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