
「かつひさ号」を調教している渡辺貴司君(左)と出口隼輔君
杵築市山香町の山香農業高校の生徒が育てている黒毛の和牛が、一般も出品する市畜産品評会と東部地域畜産共進会でともに主席の最優秀賞に選ばれ、24日に別府市で開かれる第70回県畜産共進会の肉用牛の部に出品する。同校が県大会へ進むのは20年ぶり2度目、学生が休日返上で牛の調教に精を出している。
同校の鹿鳴越農場で牛の世話をしているのは、農業経営科の渡辺貴司君(17)=3年=と出口隼輔君(17)=2年=の2人。毎日の牛の世話は主に渡辺君が担当し、出口君がサポートをしている。
牛は2008年5月生まれの黒毛和種「かつひさ号」。同年の4月2日から7月1日までに生まれた牛を対象にした3区にエントリーしている。
同校では牛の世話は一般的に担当の教員が務める。一部の授業で生徒も調教などをするが、生徒が付きっ切りで世話をすることは、ほとんどないという。2人は自主的に調教や肥育管理を名乗り出た。渡辺君は「初めて牛を見たときガッチリした体格とかわいい瞳に愛着がわいた。何かしてあげたいと思い、自然にここに来ることが日課になった」と話す。
2人は毎日、餌やりや除ふん作業、ブラッシング、体格を維持するためにロープを付けて散歩する「引き運動」をし、「かつひさ」と愛情たっぷりに声を掛けながら育てている。「初めはロープを引いても付いてこないこともあったが、僕らの気持ちが通じたのか言うことを聞いてくれるようになった」とうれしそうな2人。県大会でも最優秀賞を狙っている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA