大分のニュース

“ミイラ化”進む9条に警鐘 赤とんぼの会

[2009年10月19日 10:19]

講演する詩人のアーサー・ビナードさん=18日午後

 憲法9条を守る活動をしている市民グループ「赤とんぼの会」(宮崎優子代表世話人)は18日、大分市の大分文化会館で、米国出身の詩人アーサー・ビナードさん(42)=東京都=の講演会(大分合同新聞後援)を開いた。約80人が聴講した。
 ビナードさんは米国の憲法について「現実と懸け離れ“ミイラ化”している。宣戦布告は議会の同意が必要とされているが、第2次大戦以降の軍事行動で、宣戦布告がされたことは一度もない」と指摘。一方で、来日した直後に起きた湾岸戦争で、日本が憲法に抵触するとして海外派兵を見送ったことを挙げ「日本国憲法は血が通っている。すごいと感じた」と述べた。
 ただ「日本の憲法もミイラ化が始まっている」と警鐘を鳴らす。6月にソマリア沖などの海賊対策で、自衛隊の海外派遣が随時できる海賊対処法が成立し、派遣に「国会承認」が必要とされていないことについて「海賊対処法は明らかに違憲。このままでは米国のようになってしまう」と訴えた。

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