
焼酎を開発した豊後大野市商工会青年部朝地支部員ら
豊後大野市商工会青年部朝地支部(森健太郎支部長、8人)は、岡藩の御膳(ぜん)米、綿田米を使用した純米焼酎を開発。御膳米焼酎「あさぢ」として11月1日から売り出すことになった。「炊きたてのご飯をイメージした。朝地の豊かな風味を多くの人に知ってもらいたい」と若者たちの願いが込められている。
きっかけは2年前。新たな特産品作りを考えていた支部の会合で「休耕田を利用し、自分たちで麦を育て、焼酎をつくろう」との案が出た。森支部長(32)は麦焼酎を生産する牟礼鶴酒造の蔵元杜氏(とうじ)。専門家に相談したが、「素人では麦の生産は無理」との返答だった。
青年たちはあきらめず、地元の農事組合法人「阿志郷(あじのごう)」(森新次代表理事、26人)に麦の生産を依頼。その際、「綿田米を使った焼酎にも挑戦してほしい」との“交換条件”が出された。
結局、良質の麦は収穫できず、米焼酎造りにチャレンジすることに。森支部長にとっても米焼酎は初めて。県内外の研究機関で製法を学んだ。支部員は何度も会合を開き、瓶やラベルのデザイン、ネーミングを考えた。
ことし4月、綿田米1200キロを使い、焼酎の仕込みに入った。製法も素材の良さを前面に出そうと工夫した。「良いお米を使わせてもらってるだけにプレッシャーがあった」と森支部長。
このほど、支部員や米の生産者らが集まり、瓶のラベル張りをした。木下礼路副支部長(34)は「胸を張れるおいしい焼酎。懐かしい味がすると思います」と笑顔。阿志郷の森代表理事(57)は「若者たちと一緒に産品を生み出せてうれしく思う。きっと地域の顔になれる」と話した。
御膳米焼酎「あさぢ」はアルコール25度、720ミリリットル入りで価格は1500円(税込み)で販売予定。問い合わせは牟礼鶴酒造(TEL0974・72・0101)へ。
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