
きびきびと訓練を行う隊員。左端が瀧川容子隊長
「番号!」「1・2・3…」そろいの制服を身に着け、きびきびとした動作で放水活動を行う7人の女性。大分市消防団女性分団の消防隊だ。22日に横浜市で行われる「第19回全国女性消防操法大会」に県代表として出場するため、訓練に励んでいる。
女性分団には36人が在籍。普段は学校や公民館でAED(自動体外式除細動器)の使い方、心臓マッサージの仕方などを指導する救急講習や火災予防、炊き出しの訓練などを行っている。災害などの際には、後方支援として活動する。
大会に出場する7人は女性分団からの選抜メンバー。30代から50代で、会社員、老人福祉施設職員、ベリーダンサーなどの仕事を持っている。隊長の瀧川容子さん(52)は「職種はさまざまなメンバーだが、チームワークは抜群」と話す。
大会では、約60メートル先にある「火点」に模した水の入ったビーチボールを落とすまでのタイムを競う。速さだけでなく確実性や安全性、機敏性などの採点ポイントがある。基準タイムは55秒。コンマ何秒を争う真剣勝負だ。
大会は2年に1度、女性消防隊員の消防技術向上、士気高揚を目的に開催されている。前回までは企業の自衛消防隊や婦人防火クラブなどの出場だったが、今回から消防団の女性団員が出場できるようになった。園田敦子分団長(44)は「隊員は仕事や家庭を両立しながら訓練に励んでいる。大会への出場が女性消防団のPRにつながれば」とアピールした。
今月に入り、ほぼ連日集まって訓練している。それぞれの立つ位置やきびきびとした動作などを確認しながら繰り返している。「出るからには全力勝負。上位入賞を目指して頑張る」と瀧川さんらメンバーは意気込む。大会へ向けラストスパートをかけている。
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