
大分自動車道・別府湾SAに設置されているスマートインターチェンジ
別府市の大分自動車道・別府湾サービスエリア(SA)に導入されたスマートインターチェンジ(IC)。スタートから半年が過ぎ、1日平均300台ほどが利用している。高速道路は週末などの料金値下げで利用者が増え、民主党政権は無料化も検討。こうした利用促進策を追い風にしようと、市内の関係団体では、スマートICの追加整備を働き掛ける動きが出ている。
スマートICは、ETC(自動料金収受システム)専用の簡略化されたIC。欧米諸国に比べてICの間隔が長い状況を改善し、利便性の向上や地域活性化などを図る狙いがある。別府湾SAでは昨年9月から、利用状況などを確かめる社会実験を行い、今年4月から本格導入した。
西日本高速道路九州支社によると、4~8月の1日当たりの通行車両は最多の5月が約350台、最少の6月が約240台。5カ月間の平均は約290台。同支社は当初見込みを240台としており、順調な出足ととらえている。
課題となっているのが“一方通行”の解消。スマートICは現在、福岡方面からの出口となり、大分方面への入り口となる「下り線」のみの設置となっている。社会実験中の昨年、市が観光客を対象に実施したアンケート(回答数779)でも、上り線への接続を求める意見が多かった。
市内の観光経済団体や交通機関、大学などでつくる別府湾SA「スマート・IC」早期実現を目指す会(会長・千寿健夫別府商工会議所会頭)は今後、国や県などにスマートICを上り方面でも導入するよう要望していく方針。加えて広報活動にも取り組み、利用促進を図ることにしている。
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