
低温スチームを使った新料理を試食する参加者=8日、別府市内のホテル
産官学でつくる「鉄輪温泉蒸気活用研究会」(平山一政(いっせい)会長)は8日、別府市内のホテルで研究成果発表会「蒸気源(上機嫌)な料理の試食会」を開き、低温スチームを利用した新料理を披露した。
温泉の蒸気を使って、40~90度で蒸す調理法。うま味が凝縮し、栄養価も高く、食材の筋や繊維質が軟らかくなる。あくや生臭さなどもなくなるという。
発表会には約30人が参加。同市新別府出身で、30年ほど前から低温スチームを研究している平山会長(72)=東京都=が「市内の至る所で上がる噴気で食品加工ができ、繊維業界などにも応用できる。全国から注目を浴びるような活動にしたい」とあいさつ。
低温スチームで蒸した刺し身や野菜、シカの押しずしなど計14品を試食。参加者は「高温で蒸した野菜と違って食感がシャキシャキし、甘い」などと感想。農業被害をもたらすイノシシなどの肉も並び、広瀬勝貞知事は「独特のにおいがなくおいしい。イノシシなどをもっといろんな場所で食べられるようにすると対策の効果が上がるのでは」と話していた。
同研究会は「農商工と観光を結び付け、地域ブランドをつくり、地域を元気にしたい」としている。
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