
「わいわい健康教室浜脇」で、体操を楽しむ参加者
体が弱ってきた高齢者が介護を受けずにすむようにと、別府市は本年度から、介護予防教室を本格的にスタートさせた。「予防」重視にシフトした改正介護保険法(2006年施行)を受けた取り組み。比較的元気なお年寄りたちが参加する従来の健康づくり教室とは異なり、介護や支援が必要となる“一歩手前”の人を対象にしたもの。一人一人の介護予防ケアプランに沿って、より的確なアドバイスを目指している。
要介護・要支援に認定されていない65歳以上の被保険者が受ける生活機能評価健診で、「要介護状態となる恐れがあり、介護予防事業の利用が望ましい」と判定された人が対象。地域包括支援センターの専門職員が体調を考慮した上でプログラムの利用を勧め、参加中も見守る。
市は06年度から準備を進め、本年度から、一般公募した3事業所に委託して市内4カ所で開催。8月末からの前期(全12回)には計約50人が参加。体力に合わせた運動や、口腔(こうくう)衛生、栄養についての学習に取り組んでいる。
9月中旬にあった「わいわい健康教室浜脇」には、10人が参加。委託事業所の「元気づくり支援研究会」(大分市)の管理栄養士や健康運動指導士らが、食事に関する講話やエクササイズなどを通じてアドバイスをした。
東寿美子さん(74)=浜脇1丁目=は「習った体操は家でも取り入れている」と楽しげ。参加者は「安心して旅行を楽しみたい」「一人で買い物をしたい」などと目標を設定し、和やかな雰囲気の中、健康への意識を高めていた。
市内には教室の対象者が約千人いるが、現在の参加はそのうち5%ほど。市高齢者福祉課は「予防の必要性を納得して取り組む方が効果的。自立した日常生活のために、実施方法を工夫し、多くの人が参加するようにしたい」としている。
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