
同館が所蔵する源氏絵計23帖を展示
大分市国分の市歴史資料館でテーマ展示「みやびの世界~源氏物語絵~」が開催されている。11月23日まで。
展示しているのは、安土桃山時代末期に狩野永徳の嫡子光信に近い絵師が描いたとされる作品。宇佐神宮にあったと伝えられるびょうぶを場面ごとに切り離して額装している。面長な輪郭や丸みのある岩などの描写が特徴。
「源氏物語」の場面54帖(じょう)のうち、光源氏や頭中将らが宿直所に集まり女性談議を行っている場面「帚木(ははきぎ)」や、源氏が宮中で扇をかざして歩く女性に出会う場面「花(はなの)宴(えん)」など、同館が所蔵する計23帖を展示している。
源氏物語は、11世紀初めに紫式部が書いた長編文学。物語には、平安時代のみやびな公家文化が詳細に書かれており、物語を描いた源氏絵は、時代を通して色紙絵や扇面(せんめん)絵(え)、びょうぶとして多くの人に愛好されてきた。
武富雅宣副館長は「作品から公家文化の姿に思いをはせてほしい。ストーリーを思い描きながら鑑賞して、物語とは少し違う描写など絵師の独創性も楽しんでほしい」と話した。
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