
「朗読録音奉仕者感謝の集い」で、全国表彰を受けた児玉輝美さん。富士見が丘の自宅で作業に打ち込む
大分市富士見が丘の児玉輝美さん(64)は、目が不自由な人たちのために長年続けてきた録音図書のボランティア活動の功績によって、第39回記念「朗読録音奉仕者感謝の集い」(東京、9月18日)で全国表彰を受けた。
集いは、社会福祉事業を行う鉄道弘済会(本部・東京)と日本盲人福祉委員会(同)が録音図書にかかわるボランティアへの感謝と活動の普及を目的に開いている。厚生労働大臣賞に次ぐ全国表彰は7人が受けた。
児玉さんは約25年前、小学校で本の読み聞かせをしていた時、さらに技術を上げたいと県点字図書館(同市金池町)の朗読者養成講座を受講。講座修了後、学んだことを生かそうと録音図書のボランティアを始めた。
作業は雑音を防ぐため、自宅の部屋で窓や扉を締め切って行う。誤読に注意して、何度も聞き直しながら2~3ページを約2時間かけて録音していく。「意味が分からない専門書や500ページ以上の本を録音する時は大変な思いをするが、完成すると寂しくなってすぐに次の録音に取り掛かっている」と児玉さん。
昼間、家事の合間にほぼ毎日、作業に励んできた。10年ほど前から講座で指導も務め、活動を充実させるために2006年には仲間と朗読のグループをつくった。
児玉さんは「活動が認められてうれしい。朗読が好きなので、これからも受賞を励みに、一冊でも多くの録音図書を残したい」と目を輝かせた。
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