
改修工事が始まるくじゅう連山の避難小屋=7月
くじゅう連山の中岳(1791メートル)や御池のそばにあり、老朽化のため3年前から使用禁止になっている避難小屋「池の小屋」の改修工事が10月にスタートする。登山者の要望を受けて小屋を管理している大分森林管理署が、建設当時(1931年)の石造りの外観をほぼ残す形で改修する。
池の小屋(別名・石室)は久住山から中岳、稲星山を結ぶ縦走路沿いにある。建設から70年以上にわたって、霧や吹雪が発生した際の避難場所として利用された。しかし、老朽化が著しく、天井部分がひび割れるなどしたため、3年前から使用禁止になった。
大分森林管理署は一時、取り壊しも検討したが、登山者や地元自治体から「悪天候の際は安全の確保に貴重な施設なので、改修して残してほしい」という要望が強く、改修して残すことを決めた。
10月中旬から11月末にかけて現地にヘリコプターで資材を運んで工事をする。石造りの側壁は補強してそのまま残し、屋根部分はコンクリートで造り直す。工事終了後は再び登山者に開放する。資材運搬費を含め工事費は約1千万円。
大分森林管理署は「登山者からの要望に応えることができた。工事は天候に左右されるだろうが、冬山シーズンに間に合わせたい」と話している。
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