
臼杵の郷土料理、黄飯を食べるベルギーからの観光客、マーティンさん(右)とローミーさん
市産業観光課によると、国宝臼杵石仏と稲葉家下屋敷への外国人入場者数の合計は▽2005年度 1124人▽06年度 1361人▽07年度 1133人▽08年度 1861人▽09年度4~8月 2345人。
本年度急増した原因について、同課は「中国、韓国などアジアからの石仏へのツアー客が増えた影響ではないか」としている。
ベルギーのブリュッセルから来たマーティン・ダ・シルバさん(36)とローミー・ビッツィーニさん(31)は、約8カ月の長期休暇を利用して世界中を旅している。前日宿泊した別府市からJRで臼杵市入りした。
2人は世界的に有名な旅行ガイド本「ロンリープラネット」で臼杵のことを知った。ガイドには石仏やフグについて、外国語で案内している。2人はこの本と、別府市内の観光案内所で手に入れた英語版の臼杵の観光パンフレットと地図を頼りに、臼杵を散策した。
ガイド本の記述は石仏の説明がほとんどだが、臼杵に来てみると城下町の町並みにも興味を引かれた2人。石仏を訪れる前に臼杵城跡や二王座歴史の道など、市中心部の町並みを歩いて見て回った。寺院では読経を聞いたり、祭壇を見たりして「これぞ外国人がイメージする日本」と感激していた。
昼食は臼杵の郷土料理、黄飯を食べた。料理の盛り付けについて「小さい器を使って入念に盛り付けられていて、とても日本らしい」と満足げ。畳の上で食事ができたこともうれしそうだった。
マーティンさんは「臼杵は静かで心が落ち着く。日本といえば、古い物があって静かなイメージ。東京のような大都市では味わえない穏やかさがある」と魅力を語った。
しかし、外国人が英語の地図だけを頼りに臼杵の町を歩くのは難しく、時折道を間違えたり、バス乗り場を見つけるのに時間がかかることもあった。
ローミーさんは「別府には英語の案内板がたくさんあったが、臼杵は少ない。石仏以外にも臼杵には訪れるべきいい場所がある。その情報がもっとほしい」と話した。
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