
事業化を目指しグラウンドカバーの苗を試験栽培=津久見市・日豊オノダのハウス
津久見市セメント町にある障害者雇用の特例子会社、日豊オノダ(社長・板屋敦太平洋セメント大分工場長)が、10月から環境緑化などで需要の伸びているグラウンドカバーの苗生産を本格的に事業化する。
グラウンドカバーとは地面や壁、塀などを覆う下草のことで、都市や高速道路の緑化や景観向上、室温抑制と二酸化炭素(CO2)排出削減のための屋上緑化などで需要が伸びている。
日豊オノダでは障害者雇用を拡大するために、室内の清掃やワックス掛け、企業構内の草刈りなどの事業を開拓してきたが、グラウンドカバーの需要の伸びに着目して、市内赤垣にハウス(約360平方メートル)を設置。市内の生産者の指導を受けながら2007年から苗の生産を試行してきた。
その結果、育苗の技術を習得できたほか、病害虫や環境変化に比較的、強いほか、夏の一時期を除いて周年栽培が可能なことなどを確認。さらに企業グループ内に緑化関連の商社がある利点などから事業化を決めた。
現在、7人が業務の一環として栽培に携わっている。前嶋知己日豊オノダ事業部課長(障がい者職業生活相談員)は「2年後には市内や臼杵市内から3人を受け入れるとともに、ハウス面積を3倍に拡充したい。苗を育てる喜びも感じられるので事業を拡大し、雇用を増やしたい」と展望している。
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