
東京・品川トータス野球クラブ投手の山本さん(左)と同チームのサポートを買って出たスジーワさん
別府市で連日熱戦を繰り広げている第25回全日本還暦軟式野球選手権大会(大分合同新聞後援)で27日、国際交流のきずなが一段と深まった。東南アジアを中心に野球を広めている東京・品川トータス野球クラブの山本健投手(62)と、立命館アジア太平洋大学(APU)4年のスジーワ・ウィジャヤナーヤカさん(26)=スリランカ出身=は野球を通じての“師弟”。別府で再会を果たし、親交を深めた。
山本さんは東京電力の選手、監督として活躍し、退いた後は、TEPCOボランティア野球チームをつくって東南アジアを中心に野球の普及に取り組んでいる。
スジーワさんは野球に興味を持ち、1999年に高校に入って野球を始め、主将も務めた。
2人の出会いは2004年、タイで開かれたアジア野球連盟ベースボールクリニック。山本さんはコーチ、スジーワさんはスリランカナショナルチームの投手として参加した。
その後、スジーワさんはスリランカチームの窓口役を務め、山本さんと交流が続いた。いったん銀行に就職した後、06年にAPUに入学。還暦野球大会が別府であることを知り、山本さんのいるチームのサポートを買って出て、再会を楽しんだ。還暦野球を見て「若い人がプレーすると思っていたのでびっくりした。トレーニングのたまものでしょう」と感想。
スジーワさんは山本さんのアドバイスを受け、選手としてだけではなく、審判技術を学んだり、英語のルールブックをスリランカのシンハラ語に翻訳して、母国の野球の普及にも力を注いでいる。来年4月には県内の企業に就職する予定。
山本さんは「野球は素晴らしい。東南アジアやスリランカで一人でも多くの人に楽しんでほしい」と話している。
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