
名所などを説明しながら町内を歩く準備会のメンバーら=8月
由布市湯布院町が、ウオーキングを地域の自然や文化の学習・保存に生かしていく「エコウオーク」のモデル地区に指定された。「日本エコウオーク環境貢献推進機構」によるもので、地元のウオーキング関係者らが「ゆふいんエコウオーク設立準備会」を設立。2010年からのサービス開始を目指し、ウオーキングマップの作製などに取り組んでいる。
推進機構は、日本ウオーキング協会(本部・東京)とエコツーリズム協会(同)による合同事業。「エコウオーク」は観光客や住民がガイドと一緒に町内を歩きながら、その土地の歴史や文化、生活習慣などを学ぶ。ヨーロッパでは多くの都市で取り入れられており、売り上げの一部は環境保護などに充てる。モデル地区には、北海道・弟子屈(てしかが)町も選ばれた。
準備会は由布高原ウオーキング協会やボランティアガイド「あさぎり会」の会員のほか市職員や観光関係者ら約20人で構成。3月から月1回会合を開き、町内のウオーキングコースを実際に歩いて名所を見つけたり、水や山などテーマに沿ったコースづくりなどをしている。8月には、市内の川沿いと山沿いの2コースを散策。会員が順番にガイド役になり、橋や神社など建築物の歴史や豆知識を披露し合った。
今後はガイドを育てることで、町内、市内全域で自然や歴史が楽しめるコースを増やすという。指導役のコーディネーターを務めるスイス・ツエルマット観光局職員でエコツーリズム協会の山田桂一郎理事は「湯布院には自然や農業景観など資源がたくさんある。地域の歴史や生活など付加価値を付け加えることで、ほかにはないツーリズムができる」と話した。
準備会のメンバーらは「自分たちも知らない町の歴史や文化がたくさんある。魅力を再発見して多くの人に伝えていきたい」と張り切っている。
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