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児童が「謡」を初練習 来月に「大分薪能」

[2009年09月18日 10:06]

本番に向けて「老松」を練習する児童たち=大道小

 大分市の大分城址公園で10月22日に開催される「大分薪能」(大分合同新聞後援)を前に、出演する重要無形文化財能楽保持者の桜間右陣(さくらまうじん)さんが16、17の両日、市内の小、中学校で「謡(うたい)」の指導やワークショップをした。

 舞台で「謡」を披露する小学1年から6年の男女10人の初練習が16日、大道小学校であった。桜間さんが約2時間にわたって直接指導。能に楽譜はなく口伝(くでん)で伝わってきたため、児童らは桜間さんの後について披露する「老松」を謡った。
 児童らは最初、戸惑った様子だったが、何度も繰り返して大きな声が出るようになった。桜間さんは「背筋を伸ばして、大きな声で。耳で覚えるように」とアドバイス。扇子の扱い方や、立ち居振る舞いについても教えていた。
 姉弟で参加した稙田小1年の首藤俊樹君(7)は「声の出し方が難しいけど楽しい」と笑顔。児童たちは本番までさらに数回、桜間さんから指導を受ける。
 17日は上野ケ丘中学校(首藤康行校長)で能のワークショップがあった。体育館で、全校生徒488人が「謡」や「仕舞(しまい)」を体験した。
 桜間さんが能の歴史や始まりを説明した後、生徒らは正座して「鞍馬天狗」を謡った。生徒の代表数人が「紅葉狩」の扇子や足の運びを習い、実際に舞うなどして能に触れた。
 女性が主人公となる作品「女物」で、女性の普段着として用いられる「唐織着流」を荘田雄司君(14)が身に着けた。「面を着けると視界が狭くなり、暑かった。600年も前から続いていると思うと感動する」と話した。最後に、桜間さんが坂上田村麻呂を主人公にした「田村」を舞うと、生徒たちは引き込まれるように見入っていた。

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