
別府国際観光港周辺のデザイン案を聞く審査員ら
大学生や若手技術者が別府市に滞在し、別府国際観光港周辺の活用計画を考える「九州デザインシャレット2009」の最終発表会が13日、市中央公民館であった。住民が生活しやすく、観光客も集まる―。そんな魅力的な海岸エリアを創造しようと、若者たちが斬新なアイデアを披露した。
土木や建築、都市計画、景観などが専門の若者たちが、会場となった地域ならではのテーマに沿って「まち」の設計を考える取り組み。5回目となる今回は「再考、別府の水辺」がテーマ。海岸整備事業が進む一方、国道などで市街地と海辺のエリアが分けられ、互いの関係が薄くなっている別府の現状を踏まえ、「暮らし」「観光」「水辺」をつなぐデザインを課題とした。
全国の大学生や大学院生ら30人が今月6日から、市街地を歩いて別府の現状を調査。大学教授らの講義を受けるなどして具体案を煮詰め、模型を製作した。
発表会には市民ら約100人が来場。6グループがデザインの出来栄えを競った。緑豊かで広大な公園を設けたり、市内の複数の港をつなぐ路面電車を走らせたりと、自由な発想でアピール。地面に起伏を設けたり、樹木の高さを調節することで、景観を阻害する高層建築などを見えにくくする―などの案を出した。
審査員の大学教授らは、日照の問題や老若男女が楽しめるか、コンセプトを実現できているかどうかなどを評価。オリアナ桟橋を向かいの埠頭(ふとう)まで円弧状に延ばし、桟橋の途中に飲食店などを設けた設計が最優秀賞に選ばれた。
奥村伸幸・別府国際観光港みなとまちづくり協議会長は「別府の未来に向けたデザインを残してくれた」。福田茂・市都市政策課長は「行政は頭が固くなりがち。提案を十分心に留めて、まちづくりに頑張りたい」などと感想を話した。
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