
対局する金珍奎本因坊(右)と挑戦者の藤崎幸次郎さん=6日、大分市の割烹百合
第52期大分合同本因坊戦三番勝負は6日、大分市千代町の割烹(かっぽう)百合であり、2連覇中の金珍奎(キムジンギュ)本因坊(45)=大分市=が挑戦者の藤崎幸次郎さん(54)=六段、大分市=を2勝1敗で下し、タイトル防衛を果たした。金さんは「次の挑戦者が楽しみ」と早くも来年に意欲。
対局会場は体が不自由な藤崎さんのために、テーブルといすを設置。大分合同新聞社の佐藤政昭事業局長のあいさつ、審判長の三室光弘地方棋士七段による対局上の注意の後、牧野恭三日本棋院県本部長の対局宣言で開始。立会人は牧野本部長と山中彦之、渡辺広人両副本部長、佐藤事業局長が務めた。
第1局はにぎって挑戦者が先番。序盤から予想通りの大乱戦となり、右上隅で本因坊に不利な展開となったが、懸命な巻き返しで形勢不明に。中盤以降は双方にチャンスがきたが、終盤近くでコウを仕掛けた挑戦者に誤算があり、本因坊が中押し勝ち。
第2局は本因坊が169手を二手打ちし反則負け。4年ぶりの三番勝負にもつれ込んだ。
第3局は先番の本因坊が挑戦者の「エビの目戦法」を許さない布石でスタート。その後は本因坊が激しく仕掛け、中央での乱戦に突入。本因坊が白の大石を攻める間に、右辺に黒地がまとまって黒の優勢が見えだした。終盤はコウ争いが生じて300手を超す熱戦になったが、本因坊が21目半勝ちで制した。
別室の大盤解説場では対局盤面を映像で中継。熱心な囲碁ファン約50人が観戦した。今年は元大分合同本因坊の阿部三好さん(61)=五段、別府市=が大盤解説を担当。初めて解説した阿部さんは「緊張した。打つより疲れる」と感想。ここ一番の手合を当てる「次の一手」コーナーの正解者には賞品が贈られた。
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