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オンパク手法東南アジアへ 研修団が訪問

[2009年09月02日 09:09]

オンパクプログラムで体験できるだんご汁作りに挑戦する研修団=1日、別府市の柳地区

 別府市のNPO法人ハットウ・オンパク(鶴田浩一郎代表理事)が取り組む「オンパク」から、地域資源を生かした地域振興や地場産業活性化の手法を学ぼうと、東南アジア諸国の研修団が同市を訪れている。オンパクの手法は評価が高く、国内では既に各地に“移植”済み。海外での展開も期待されている。

 研修は、国際協力機構(JICA)の事業の一つ。インドネシア、マレーシア、タイから農業、産業、観光など各分野の行政マン計7人が参加している。11日までの12日間、市内での実地研修やオンパクモデルを実践する宮崎県都城市の視察、具体的なアイデアを考えるワークショップなどに取り組む。秋には、別の研修団も来訪する予定。
 1日には別府市内のホテルで、同法人の野上泰生理事からオンパクの概念を学んだ。野上理事は、まちおこしや新ビジネスなど小規模の活動を支援し、「見本市」としてまとめて見せることで魅力を増すオンパクの手法を説明。「チャレンジ精神を再生するのが狙いでもある」と話した。その後、市内の柳地区を訪問し、だんご汁作りに挑戦した。
 インドネシア西ジャワ州産業貿易地域事務所産業林業プランテーション課長のルディ・ラハマト・ジュマルナさんは「オンパクは人を引き付ける。インフラなどの状況が整えば、インドネシアで応用することは難しくない」と好感触。
 タイ政府観光庁観光客誘致促進課長のクンプラモート・ワンナラートさんは「地元の人が培った文化や技術を観光客に見せる取り組みは、タイでも『文化的観光』として活動を支援する組織がある。しかし活動は別々で、それぞれを結び付ける手法は参考になる」と話していた。
 JICAから研修事業の委託を受けた立命館アジア太平洋大学の三好皓一教授は「都市と地方の格差解消や地方分権は、アジア諸国でも大きなテーマ。より付加価値の高い事業が育てば、豊かな地域づくりにつなげられる」と話している。

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