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貸し工房で制作開始 別府の若手竹工芸家

[2009年09月01日 09:43]

さまざまなパターンを試す野村京子さん

 別府市東荘園の県竹工芸・訓練支援センター内に新設された貸し工房「未(み)来(らい)竹房(ちくぼう) B―スクエア」で、3人の若手竹工芸家が制作活動を始めた。別府竹細工に引かれて県外から移り住んだ人たちで、「別府を拠点に制作活動を続けていきたい」と商品開発や創業、自立に向けて張り切っている。

 同工房は竹工芸産業の振興と後継者育成を目指し、県が7月に設置。若手職人に制作活動の場を無料で提供している。3区画あり、それぞれ来年3月までの個人契約で借りている。
 「未来竹房」という名称には竹の新たな利用と挑戦、枠にとらわれず活動してほしいとの思いが込められており、「B」は英語でバンブー(竹)、ビジネスインキュベーション(創業支援)、別府の頭文字。「スクエア」は皆が集う広場を意味する。
 入居しているのは京都府出身の野村京子さん(48)=中須賀東町、千葉県出身の稲垣涼さん(29)=平田町=と西本有(たもつ)さん(40)=石垣東。いずれも県外でそれぞれ別の仕事に就いていたが、2007年度に同センター竹工芸科に入校し、基礎技術を習得した後、08年度には中堅技術者養成指導を受けた。
 野村さんは「自転車かごにすっぽり入る網代編みのかごを作っていて、ひごの種類や編む間隔を変えたりして、さまざまなパターンを試している」。稲垣さんは「3月まで制作活動に専念して、自分らしさを出せる作品を探っていきたい」。西本さんは「女性をターゲットに、季節を問わずブランドのバッグと同列に使ってもらえるようなかごを作りたい」という。
 「自宅だと制作活動が思う存分できないが、工房は十分なスペースがあり助かる」と3人。同センターは「みんな熱心に活動している。創業、自立に向けて工房を役立ててほしい」と話している。

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