
自衛隊の大型ヘリコプターにつり上げられて運ばれる九州電力の高圧発電機車
県総合防災訓練が30日、佐伯市の海上自衛隊佐伯基地分遣隊グラウンドであった。県警や市消防本部、自衛隊、ライフライン関連企業など30団体約400人が参加。沿岸地域特有の津波災害に備えた救助訓練などに取り組んだ。
訓練は東南海・南海地震が同時に発生し、震度5強を観測した佐伯市に津波が押し寄せ、道路や家屋に大きな被害が出たという想定。
同市が県内で初めて導入した全国瞬時警報システム「J―ALERTⅡ」を使い、市内各地区に設置された屋外スピーカーで大津波警報を伝えて、避難を指示した。
県警、消防、自衛隊の各救助隊が、倒壊した家屋や土砂に埋まった車に閉じ込められた人たちを救出。災害派遣医療チーム「DMAT(ディーマット)」がテントの救護所で負傷者の手当てをした。海上に漂流する救助者を大分海上保安部の巡視艇が引き揚げた。
日本赤十字社佐伯市地区や県LPガス協会などが炊き出しを実施。九州電力の高圧発電機車を自衛隊の大型ヘリコプターで輸送する訓練もあった。
訓練本部長の西嶋泰義市長は「大型ヘリやJ―ALERTの活用など大規模なものとなり、充実した訓練だった」と総括した。
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