
ミャンマーに寄贈するミシンを修理した(左から)内田幸希君、菅匠君とアドバイスをした永野健司さん=26日午後、大分市の大分工業高校
大分工業高校(巨山宣幸校長)機械科2年の内田幸希君(16)と同1年の菅匠(たくみ)君(16)は、夏休みを利用して足踏みミシン約50台を整備した。ミシンは県青年国際交流機構(安東敏真会長)が10月にミャンマーに送り、若い女性の縫製技術の習得に役立てられる。
交流機構は2001年からタイとミャンマーに、ミシンや衣類などを送っている。ミシンは貧困に苦しむ子どもらに縫製技術を身に付けてもらうことで、経済的自立を支援するのが目的。県内外の家庭から寄せられたものを、同校や大分高専などに修理、調整してもらい、現地に送っている。
今年、交流機構から協力依頼を受けた同校は、機械科を対象にボランティアで修理をする生徒を募った。「もの作りやボランティアに挑戦したい」と内田君と菅君が手を挙げた。
作業は夏休みに登校して行った。足踏みミシンの修理や調整をするのは2人とも初めて。たまたまミシンの台の引き出しから見つけた説明書や電動ミシンを参考に構造を勉強。同校実習教諭の永野健司さん(35)にもアドバイスを求めながら、内部に固着した油や絡まった糸を取り除き、故障した部分をこつこつと修理した。すべて整備するのに15日ほどかかった。
内田君は「最初はミシンが思うように動かず苦労した。修理を終え、達成感で胸がいっぱい」。菅君は「ミャンマーで使われることを想像しながら一生懸命に直した。大事に使ってほしい」と笑顔で話した。
ミシンは交流機構に寄せられた衣類や文具などと一緒に10月下旬、シンガポール経由でミャンマーの国立女子職業訓練校に贈る予定。物資提供の問い合わせは、のだ山幼稚園(大分市)内の交流機構事務局(TEL097・549・5843)へ。
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