
朝市で新鮮な野菜を買う住民ら
高齢化の進む団地で住民の生活の利便性を高め地域活性化につなげようと、大分市は市内の6団地で「朝市」を始めた。1回目の朝市は27日、同市松が丘の城ノ平公園であった。
市が委託した民間業者が、県内産のキュウリやゴボウ、漬物など約25品を特設テントで販売。販売前から、多くの住民が集まり、開始30分ほどでほとんどの商品がなくなった。
一人暮らしの安見武子さん(82)=松が丘・顔写真右=は「普段は、病院に行くついでに街で買い物をしている。重い荷物を持ったまま坂を歩いて上れないので、自宅の近くで朝市があると大変助かる」とうれしそう。松が丘連合自治会は昨年7月から定期的に朝市を行っている。同自治会の林茂樹会長(77)=同左=は「住民の要望に比べると、朝市の利用者はまだ少ない感じがする。朝市の場所や時間帯を考えて、さらに多くの住民が利用するようにしたい」と話した。
市内で1960年代に整備された団地では、住民の高齢化や核家族化が進んでいる。松が丘では高齢化率が約30%で、市の平均約19・5%を大きく上回っている。
市は本年度、各団地で朝市を月1~2回開く予定。市産業振興課は「朝市は地域交流が深められると同時に、地元の野菜を販売することで地産地消にもつながる。地域のニーズに応えながら回数を増やしていきたい」と話している。
曙台、ふじが丘、国分、ひばりが丘、城南の各団地でも順次、開催する。
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