29日に東京で開催される「第26回全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」(全日本ろうあ連盟など主催)に、大分市の大分東明、楊志館両高校の生徒が出場する。本番に向けて最後の練習を重ねている。
コンテストは“手話の甲子園”とも呼ばれ、全国から約70人の応募があった。1次、2次予選を通過した10人の高校生が「かなえたい夢」「受け継がれていくもの」のテーマでスピーチを行う。
大分東明高校商業・介護福祉コース3年の武井未来(みき)さん(18)の演題は「19歳のKちゃんへ」。武井さんは中学校に入学する直前に入院。その時に出会い、仲良くなった一つ年上の知的障害を持つ男の子との思い出やメッセージを手話スピーチする。
手話に興味を持ったのは高校に入ってから。3年になって同コースの手話の先生の指導を受けながら、コンテストの準備をしていた。「Kちゃんとの出会いが福祉へ興味を持つきっかけ。今の私があるのは彼のおかげ」と振り返る。
楊志館高校福祉科3年の石原悠貴君(17)は、小学2年生から続けている太鼓を通して学んだことを「届け僕の思い、太鼓のバチにのせて!」の演題で手話スピーチする。地元の太鼓保存会での活動を通じた心の触れ合いを伝える。
ボランティア活動をするインターアクト部に所属しており、県立聾(ろう)学校との交流がある。「彼らの手話は早い。友達になって、表現や語彙(ごい)が増えた」と話す。同校からはこれまでに15回、同大会に出場している。
武井さんは「集中して頑張りたい」、石原君は「自分の力を出し切る」とそれぞれ決意を述べた。
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