県教委は27日、小学6年生と中学3年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の県内分の結果を発表した。平均正答率では、基礎的な知識を見るA問題の小学6年生の算数を除く全分野で全国平均を下回った。小学6年生、中学3年生の全国順位はそれぞれ40位で、ともに37位だった昨年を下回った。
全国と県の平均の開きが最も大きかったのは、知識の応用力が求められる算数Bと数学Bの3ポイント。全国との差は、昨年度から算数Bと数学A、同Bで0・7~1・4ポイント拡大した。
県教委義務教育課はテスト結果について「B問題への対応が遅れている。授業の改善、教員の授業力向上が必要」としている。
テストと同時に実施したアンケートからは、学校現場の課題も見えてきた。校長が校内の授業を見回る頻度について、「ほぼ毎日」と答えた県内の小学校は25・7%で、全国平均(43・1%)を大きく下回った。県教委も「指導はしているし、当然回るべきだ」と学力向上に向けた校長のリーダーシップを求める。
雫石弘文義務教育課長は「『3年後に正答率で九州トップレベル』という目標に向けて努力する。まず全国平均を上回ることを目指す」と話している。
テストは4月21日、県内の小学校307校の6年生1万860人、中学校134校の3年生1万878人が受けた。
<ポイント>
県教委の学力向上対策 2009年度は学力テストの結果公表などを条件に、教員の加配(18人)を実施。このほか(1)放課後に児童を公民館などに集め、ドリル学習をする“寺子屋”事業(2)一般教員を対象に県教委指導主事が授業力向上研修―などに取り組む。一方、テストの市町村別結果は本年度から県内すべての市町村がホームページなどで公表する。
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