
タクシー事業などで地域活性化を目指す姫島村
観光振興による交流人口の増加で姫島村の活性化を目指す「はりこんでます!姫島」推進協議会(会長・長野景一NPO法人大分研究所理事長)が、同村で活動をスタートさせた。姫島は都市部から離れた島で、公共交通機関が十分に整備されていないことが観光振興の課題となっている。協議会は国の「地方の元気再生事業」を活用し、課題解決に向けて調査や実証実験に取り組む。
協議会は大分研究所、姫島村、県、大分合同新聞社、プランニング大分、デジタルバンクで構成。大分研究所は8月、国と同事業の委託契約を交わした。
九州運輸局が実施(昨年度)したアンケートでは、県民の9割が「姫島村を訪問したい」と思っているが、実際は約3割しか訪れていない。協議会は「気軽に行ける近所の姫島―ちょいとおでかけプロジェクト」をテーマに掲げ、「都市部と島の移動の円滑化」「来島者の視点に立った情報提供」―を目指す。
本年度は調査期間で、村民や島を訪れた観光客らにアンケートを行い、公共交通機関のニーズなどを把握する。結果を基に、乗り合いタクシー事業、都市部と島を結ぶバス運行などによる観光振興への効果や村民の利便性の向上、事業の将来性などを検討。来年度は実験運行に取り組む予定。
また、本年度は島内を巡るレンタサイクルに、珍しい自転車を導入して観光客に楽しんでもらったり、村内の活性化グループと連携して新たなイベントを開催。観光マップやガイドブックの作製、観光ポータルサイトも開設する。
協議会は「民間の視点を生かして自然、歴史、文化、水産業など多くの魅力を持つ姫島の活性化を図り、県全体の魅力アップにつなげたい」としている。
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