
盆踊り会場に設けられたやぐらの上で佐藤陽生さん(左)と父親の啓二さん
玖珠町山田唐杉地区の農業佐藤啓二さん(77)の長男陽生(はるお)さん(48)が、15日に町中心部で行われた玖珠地区供養盆踊り大会で口説き手としてデビューした。高齢化が進む盆踊り保存会の新たな担い手として期待されている。
陽生さんは九州農政局大分農政事務所に勤務しており、大分市に住んでいる。「長く玖珠を離れて暮らしており、何か古里にかかわりをもちたい」と、2年ほど前から地域に伝わる盆踊りの口説きの練習を続けている。ことしは、盆踊り大会を前に開かれた練習会にも参加。同地区盆踊り保存会員の手ほどきを受けた。
本番では、これまでにマスターした「マッカセ」や「左衛門」などを口説いた。保存会員の父親との共演も実現。啓二さんが口説く際には合いの手を入れるなどした。
息子のデビューに啓二さんは「無事にやってくれればいいがと思っていた。初めてにしては上出来。堂々としていて声に勢いがあった」。踊りに参加した母親の千鶴さん(70)は「声も似ており、どっちが口説いているのか分からないほどだった」。共に合格点を与えた。
陽生さんは、子どものころから啓二さんの口説きを耳にしてきた。「父がやってきたことを引き継いでいくことで古里に貢献できるのではと思う。まだまだ覚えなくてはならないことがたくさんあり、さらに練習に励みたい」と意欲に燃えている。
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