
「参勤交代・九州横断徒歩の旅」の一行と通行手形をプレゼントした吉野さん(後列左端)
竹田市久住町栢木、自営業吉野三照さん(61)は、通行手形を作製。「参勤交代・九州横断徒歩の旅」で17日に同町を訪れた子どもたちにプレゼントした。
徒歩の旅は、肥後藩が参勤交代で通った大分市鶴崎から熊本城までの街道125キロを完歩しようという歴史体験学習。熊本市のNPO法人が毎年この時期に実施しており、6泊7日の行程のうち、3日目に同町で宿泊している。
吉野さんは、汗をかきながら一生懸命に歩く子どもたちの姿を見て「何か思い出になるものを」と以前から考えていた。参勤交代にちなんで通行手形を作ることを決意。自宅にあった杉板を加工し、表には「肥後街道豊後路 往来手形 久住会所」、裏には大判の焼き印をした。仕事の合間をみて1カ月がかりで約500枚仕上げた。
ことしの徒歩の旅には、熊本、大分両県内外の小、中学生とボランティアスタッフら約400人が参加。吉野さんは久住総合運動公園体育館で一行を出迎え、通行手形を手渡した。
熊本市の高本龍音君(10)は「うれしい。お母さんに見せびらかせます」と笑顔。玖珠町の大山紗希さん(15)は「いい記念になります」。徒歩の旅団長の斉藤誠治さん(46)は「地元の人たちからこういった協力をしてもらえるのは大変ありがたい」と喜んだ。
吉野さんは「子どもたちの喜ぶ顔を見ることができうれしい。来年以降も作ります」と話した。
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