
きらびやかに飾り付けた御殿灯籠を担いで墓地まで運ぶ初盆家庭の一行=15日午後、宇佐市長洲地区
宇佐市長洲地区で15日、初盆家庭に飾った豪華な御殿灯籠(とうろう)を墓地まで運んで燃やし、故人を弔う伝統行事「精霊送り」があった。
午後から夕方にかけ、灯籠を担いだ初盆家庭の一行が太鼓の音や盆口説きの口上に合わせて墓地へ向かった。到着すると灯籠を燃やして故人の冥福を祈った。
同地区西の北の小松沢忠広さん(55)方には、今年4月に亡くなった父為明さん(享年84歳)を供養するため、親せきや知人ら約40人が集まった。「もう少し長生きしてほしかったので寂しい。でも、遠くから親せき、友人が集まってくれたので父も喜んでいるでしょう」と小松沢さん。灯籠を燃やした後、精霊船を海に流した。
御殿灯籠は木や紙で神社仏閣などを表現し、金銀の飾りをちりばめた豪華な細工が特徴。精霊送りの起源ははっきりしていない。源平合戦に敗れて落ち延びた平家の人たちによる一門の慰霊―など諸説ある。
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