
全日本中学校陸上選手権の練習会場になるサブ競技場。芝のほとんどがはぎ取られている=15日、大分市の大分スポーツ公園ストークグラウンド
九州石油ドームの芝問題が大分である全国中学校体育大会の陸上競技(第36回全日本中学校陸上選手権大会=22日開幕・同ドーム)にも影響を与えている。大会は大分スポーツ公園内のドームに隣接するストークグラウンド(サブ競技場)を練習会場に使う。だがドームの芝の全面張り替えでサブ競技場の芝はほとんどが切り取られており、関係者は「全国大会を目前にしてありえない。中学生の大会だと見くびっているのか」と憤りを隠せない。
県中学校体育連盟の竹下幸喜陸上専門部長がドームを管理する大宣大分スポーツ公園事務所から連絡を受けたのは8日。張り替え工事に入った後だった。同連盟にも事前連絡がなかった。「ドームの芝は一般では販売されていない。追い詰められた状態でメーン会場を守るために同じ芝のサブ競技場から持ってくるしかなかった。相談なくやったのは申し訳ない」と後藤英治所長。
大会は5年前に開催が決定し、3年前から本格的に準備を進めてきた。上田俊彦同連盟理事長は「ドームはサッカー専用競技場ではない。なぜこんなにないがしろにされなければならないのか」。竹下陸上専門部長は「思い出に残る舞台にしようと頑張ってきたのに大分はなんだと思われる。全国から来る人に申し訳ない」と話す。
新たに芝を育てるには時間が足りず、同事務所は練習に支障がないようサブ競技場の土に砂を入れ平らに固める作業を19日までに完了させる予定。これとは別に同公園内のストークフィールド(投てき場)近くにある多目的広場を練習会場に開放するが、ドームからやや遠い。選手は全国から2千人以上が集まる。指導者からは「遠ければ利用しないだろう。サブ競技場がごった返すのでは」と懸念の声も上がっている。
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