
8クラスに分かれ、料理や合奏、陶芸などを体験=博愛こども成育医療センター
大分市野田の医療法人謙誠会(釘宮誠司理事長)は同所の「博愛こども成育医療センター」で、発達障害の子どもや大人を対象にしたサマースクールを開講している。就労への第一歩として29日まで約1カ月間、集団の中でコミュニケーション能力を高めながら、野菜作りやパソコンの基礎など幅広い分野を学んでいる。
謙誠会は2010年4月に障害者就労継続支援B型施設「ゲニー工房博愛」をオープンさせる。スクールは、施設への就労を目指して初めて開いた。「ゲニー」はドイツ語で天才の意。工房ではレストランを経営してパンやケーキ、野菜なども作って販売する。
開講式には、県内から2歳から46歳までの70人が集まった。利用者を代表して、野々山由香さん(37)が「就労に向けての第一歩とし、自分の得意なことを見つけたい」とあいさつ。早速8クラスに分かれ、日程や席の確認をした。
スクールでは自閉症やアスペルガー障害などがある利用者が料理や合奏、陶芸などを体験して、それぞれの能力や興味がある分野を見つける「自分探し」をする。1泊2日のキャンプもある。
期間中はスタッフが利用者の様子を見て、「個別評価表」を記録する。指示した場所に移動できるか、集中して作業できるか、視線を合わせて会話ができるか―と19項目で評価し、能力の向上を目指す。
釘宮理事長は「幼いころから集団の中で遊んだり作業をしたりすることで、独自のこだわりを軽減しコミュニケーションを図れるようになる。就労につながる才能を見つけ、伸ばしていきたい」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()