
軽妙に境内を動き回る張り子の牛と牛使い=29日夜
豊後高田市香々地の別宮八幡社(進藤正敦宮司)で29、30の両日、豊作祈願の伝統行事の御田植祭、通称「おんばれ」があった。前夜祭となる29日夜には、牛使いと張り子の牛が軽快な動きで田植えの準備を演じた。八幡社そばには地元住民による露店なども並び、多くの人でにぎわった。
午後7時すぎ、たいまつが明々と照らす境内に牛使いが登場し、牛を連れて代かきや田ならしを開始。おはやしが響く中、牛使いは奔放に境内を動き回る牛を必死に操った。見物客の中に飛び込んだり、足を滑らせて転んだりすることも。そのたびに訪れた人は歓声を上げていた。拝殿に参拝後、牛と牛使いは地元商店などを回った。
最終日の30日朝、神職と総代が出席して早苗植えの儀式があった。
「おんばれ」は、かつて御田植と大祓(はらい)の儀式が一緒に行われ、御田植での牛が暴れる様子(おおあばれ)と大祓の言葉が一つになってなまったとされる。
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