
2代目はっちゃんを襲名した二宮誠さん(左)とぶんちゃんのコンビ
流しの名コンビ「はっちゃん・ぶんちゃん」が泉都のネオン街に帰ってきた―。別府観光の父・油屋熊八翁に似た風ぼうから、「くまはっちゃん」の愛称で知られる元郵便局員の二宮誠さん(57)=別府市天満町=が、今月亡くなった「はっちゃん」の跡を継いだ。アコーディオンとギターの音色が響く路地裏文化が“命”をつないだ。
二宮さんは「初代はっちゃん」こと故・上野初(はじめ)さん(享年83歳)が体調を崩した昨年から、「夜の路地裏散歩」で代役を務めていた。高校時代から弾いているギターの腕前に加え、芸達者。「2代目はっちゃんに」と白羽の矢が立った。24日夜には竹瓦小路で襲名披露会。ぶんちゃんこと日浦文明さん(77)が襲名許可書を贈呈。「初代の名を汚さないよう、お客さんを心よりもてなすこと」「別府から『流しの文化』を永遠に消さないよう、路地裏の仲間たちと協力して頑張ること」などと心構えを伝えた。湯のまちママさんガイドのメンバーが2人にレイを掛けて祝福。早速、路地裏散歩へと出発した。
上野さんの遺品となったマドロス帽と青いブレザーを羽織った二宮さんは「演奏して、歩いて、歌えるぶんちゃんはすごい。プロの流しを目指して頑張ります」と力強く宣言。ぶんちゃんは「芸がうまい。おでこで楽器を弾いたりね。気が合うよ」と相方の“復活”を喜んでいた。
長年、はっちゃん・ぶんちゃんをサポートしてきた平野資料館の平野芳弘館長(57)は「2代目を迎えてわたしたちも元気が出ました。流しコンビのまち歩きはこれからも続きます」。
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