
公正取引委員会の立ち入り検査を受ける日田市大山町の大山町農協=28日午前9時半ごろ
農協の組合員に出荷先の選択を迫り、自由な競争を制限するなど独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会は28日、日田市大山町の大分大山町農業協同組合(矢幡欣治組合長)など数カ所を立ち入り検査した。
午前9時半ごろ、公取委の職員7人が同農協を訪れ、組合長室の机などから書類などの資料を押収した。公取委は今後資料を調べたり、関係者から事情を聴取して調査を進めるもよう。
関係者によると、同農協は4月上旬、直営レストラン・農産物直販所の「木の花ガルテン」に農産物を出荷し、同市の「日田天領水の里・元氣の駅」(4月16日開店)にも出荷登録した組合員に対し、元氣の駅とは取引しないように要請。実際に取引をした組合員には、木の花ガルテンとの取引停止や売り場面積の縮小を迫り、自由な競争や組合員の活動を不当に制限した疑いがあるという。
同農協の矢幡建治管理部長は「今の段階ではコメントできない」としている。
同農協は組合員約640人。運営する直販店は、福岡、別府市など九州に7店舗あり、2007年度の売上高は約16億円。03年にも生産者との農産物取引をめぐり、公取委から「改善」の注意を受けている。
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