大分のニュース

引きこもり7年 サポステ活用職業訓練校へ

[2009年07月27日 09:48]

「サポステスタッフや家族、友人の支えで今がある」と話す女性(右)。今でも時折、サポステに立ち寄り、江口敦子さんとの会話を楽しんでいる=大分市東春日町のおおいたサポステ

 ニート(若年無業者)で引きこもり生活を7年続けた20代の女性が、競争率6倍を超える職業訓練校の試験を突破し、ウェブクリエーターを目指して勉強に打ち込んでいる。きっかけは、ニートの自立を支援する「おおいた地域若者サポートステーション(サポステ)」への相談とカウンセリングだった。

 女性は大分市在住。6月から雇用・能力開発機構大分センター(同市)の若年者向け職業訓練「webクリエーター科」に通っている。授業は月~金曜日の午前9時すぎから午後4時まで。“放課後”も残って自主学習に励んでいる。
 自宅に引きこもるようになったのは10代の後半から。「他人の評価を気にする性格で、何をやってもうまくいかない自分に劣等感を持った。7年間、自分を卑下、否定し、何度も死のうと思った」と振り返る。
 転機が訪れたのは昨年4月。父親がサポステを頼り、カウンセリングが始まった。社会性や協調性を学ぶグループワークにも参加。「当初は集団にいることが、吐きそうになるほど苦手だったと」いうが、次第に対応できるようになった。
 就労基礎訓練でパソコンに興味を持ち、職場体験ではホームページの更新作業などを任された。さらに専門的な知識、技術を習得したくなり、職業訓練校の訓練受講を決意。サポステに面接指導を受け、念願の職業訓練に通い始めた。
 女性は「以前のわたしと同じように苦しんでいる人に、生きていれば夢や希望は見つかると伝えたい」と話す。サポステの相談員、江口敦子さん(34)も「最初に会ったときと今では表情が全く違う」とにっこり。
 サポステは「若者がニートになる理由はさまざま。まず、気軽に相談してほしい」と呼び掛けている。相談や問い合わせは、おおいたサポステ(TEL097・533・2622)。

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