
「演技を通じて生きることへのメッセージが伝えられれば」と話す玄海椿
福岡を中心に一人芝居を続ける中津市出身の女優玄海椿が8月8、9の両日、まな娘の平田愛咲(あずさ)さんとともに、同市のリル・ドリームで久々の地元公演をする。「親子の競演をぜひ見てほしい」と話している。
北部小学校時代の観劇がきっかけで舞台の魅力にはまったという玄海。高校、短大とけいこに明け暮れ、卒業後は劇団テアトルハカタ(福岡市)に入団。実力派女優として活躍した。
1990年代後半、転機が訪れた。戦後間もないころの出征した夫の帰りを待つ女性を描いた「嘆きのサンバ」を演じた際、観客から「演じるだけでなく、語りべとしての役割に気付かされた」という。当時、演技に没頭するあまり、息子とのコミュニケーション不足という悩みを抱えていた。理想の演技追究、家庭の両立を目指し、99年に独立。一人芝居の道へ。苦労もあったが、精力的に活動を続け、公演回数は10年間で650回を超えた。
2年ぶりの中津公演「これが私の生きる道」は、一人芝居のパートナーでもある平田さんのミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」(10月・東京日生劇場)出演を記念したもの。6月の福岡公演を見た関係者の「ぜひ中津でも」の声に応えた。
8日は午後6時から、9日は正午と、午後4時からの計3回の予定。2部構成で、1部は平田さんのミュージカル、2部は玄海の舞台。「共演から競演ですね」と玄海。「演技を通じて生きることへのメッセージが伝えられれば」と話している。
前売り券(2千円)は発売中。問い合わせは玄海(TEL090・1169・5588)まで。
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