
「たらおさ」を味わう子どもたち=日田市前津江町の大野小学校
日田市前津江町の学校給食に15日、日田地方で盆に食べられる「たらおさ」を使った郷土料理が登場した。町内の小中学生は「おいしい」「見た目が苦手」などわいわい言いながらほお張った。
「たらおさ」は干したタラ(シイラ)のえらと胃。干しタケノコなどと一緒に煮るのが一般的で、山間の日田地域では盆のお供えやごちそうとして食べられている。手間もかかり、最近では作る家庭も減ってきたという。
前津江町学校給食共同調理場では、地域の食文化の伝承などを目的に昨年から献立に取り入れており3回目。盂蘭(うら)盆に合わせて、町内の5小・中学校(分校)が味わった。
大野小学校(梶原智子校長、36人)では全校児童がランチルームで給食。児童代表が「素晴らしい日田の食文化を味わいましょう」と呼び掛けた。児童らは「こりこりしたり、やわらかいとこがあって不思議」「見た感じが苦手」「味はおいしい」などと感想。給食で初めて食べて好きになったという4年生の佐藤稔君は「こりこりとした感じが好き。おいしいです」。
同調理場の栄養士・嶋崎貞子さん(52)は「作り方などを聞く保護者もいて反響がある。子どもたちが伝統料理に触れる機会が少しでも増えたら」と話した。
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