県教委の教員採用試験の不正問題で、採用取り消し処分を受けた臨時講師の男性(31)が県を相手取り、処分の取り消しを求めた訴訟の第2回弁論準備手続きが16日、大分地裁(一志泰滋裁判長)であった。
男性側は「県教委の採用方式は、教育公務員特例法や地方公務員法で定める方式と違い、独自の方式だ。採用を取り消した根拠は県教委の内部運用に適合しないだけで、違法とまでは言えない」と指摘。「競争試験でなく選考試験である教員採用試験にもかかわらず、地公法が定める選考の“余地”すら認めていない」とした上で「取り消し処分をするほどの社会的利益はない」と主張した。
男性は2008年度の採用試験で合格し、教諭として採用されたが、不正な加点を受けていたとして、08年9月、採用を取り消された。男性側は不正な加点の有無を確認するため、県教委に同年度の試験データの提供を求めている。
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